出雲旅行記 1日目
出雲へ出発!
航空券の追加料金の一番安いのが7:30発の飛行機のせいで、7:00に羽田空港に行くことになりました…
選択肢がなかったとはいえ、4時起きはつらかったです…
こんな時間なので電車も空いているかと思いきや、座席はほぼ埋まっている状態でびっくり!
平日とはいえ、朝早くから登校・出勤している方は大変だな、と思いました。
羽田空港はいつものように賑わっていました。
島根が何地方にあるのか分からず北と南のウィングの逆に行ってしまったために、かなり歩く羽目になりましたが…
飛行機の乗客率は8割~9割くらい。
ビジネス客のほうが多い感じだったかな?
飛行機は定刻に離陸し、定刻に着陸していい滑り出しです。
到着は「出雲縁結び空港」ですが…なんで西のほうって変わった名前の空港が多いんでしょうね?
いや、中国地方がおかしいのかな…出雲、鳥取、米子はおかしい。
まずは宍道湖へ
空港からは連絡バスに乗ります。
出雲方面と松江方面に出ていて、到着ゲートのすぐ左側に券売機がありました。
今回は宍道湖温泉駅までのチケットを購入。
温泉には入りませんが、宍道湖に行くのです。
連絡バスの乗客率は50%くらい?
ほとんどの人が松江駅で降り、私たちを含めた数人だけが宍道湖温泉駅へ。
目指すは「宍道湖しじみ館」です。
駅からスーツケースを転がして数分くらいで到着しました。
まずは宍道湖!
対岸が見えるものの、おっきいです。
こちらが「宍道湖しじみ館」
わざわざここに来たのは、「しじみバーガー」を食べるためです。
紛うことなきB級グルメです。
お味はまぁまぁ。
しじみ感が行方不明ではありますが、てりやきソース×マヨネーズで不味いわけないよね、という味です。
友達はしじみ汁を頼んでました。
一口もらったのですが、白みそのせいかちょっと甘め。
あんまりしじみの味はしなかったかな…
メニューはこんな感じです。
しじみ館は9時オープンですが、食事は10時からなのでお気を付けください。
国宝 松江城
駅に戻って、次は松江城に向かいます。
松江には環状のタウンバスと一畑バスの二つが走っているんですが、これがまたどうなっているのか分からない!
駅にあった路線図と時刻表を眺めながら友達とあーだこーだと言いつつ、NAVITIMEのバスナビで調べて、なんとか松江城に連れていってくれそうなバスを見つけました。
松江に限ったことじゃないですが、バスって難しいですよねー。
同じバス停から違う路線のバスが走っていたりするし、駅なんかだとバス停いっぱいあるし。
松江城の最寄りバス停は「国宝松江城前」です。
国宝に昇格されたのが数年前だったと思うんですが、そのときにバス停の名称まで変えたんでしょうか。
松江はめっちゃお祭りだったんでしょうねぇ~…
スーツケースを転がしていたので、まずは預けに行きます。
手荷物預かり所があると書かれていた観光案内と思われるところに行ってみましたが、そういった看板も案内も何もありません。
あれ? と思いつつ店員さんに聞いてみると、事務室に行ってくれと言われました。
2階にある事務室で荷物は預かっていただけましたが…なんか違うような?
帰ってきてから調べてみたんですが、私たちが行ったのは「島根県物産観光館」というところでした。
松江城のお堀の外にあるお土産物屋さんです。
観光案内所は松江城敷地内、お堀の中にあるっぽいのですが……松江城の入り口の前ではないので、これからお城を見回ろう、って人は行けるのかな…
(さらに「島根県物産観光館」にコインロッカーもありました。事務室の方、本当にありがとうございました)
とはいえ、身軽になれたので、松江城に向かいます。
下のほうに見切れてますが、お城の前に屋台が出てました。
平日のせいかやる気のないお店です。
せっかく桜とお城でいい感じなのに、屋台があってすごく邪魔。風情もあったもんじゃないですねー。
お城なので仕方がないのですが、階段がつらいです…天気がいいのが救いです。
ひぃひぃ言いながら階段を上ると、見えてきたのは「興雲閣」。
ノスタルジックでお洒落です。
中は自由に見ることができるので、せっかくなので見てきました。
また坂と階段を上っていくと、今度は松江城が見えてきます。
階段を登り切ったところにチケット販売所があるんですが、松江城の天守閣に登るならここでチケットを買わないと入れません。
他の資料館と合同チケットなんかもありましたが、行けるかどうかもわからないので、天守閣のチケットだけを購入。
窓口もあるけど、券売機で買っちゃいました。
お城がある周辺は芝生の広がる公園って感じ。
ちょうど良い時期っていうのもあってお花見をしている人たちが何組かいました。
松江城です。
遠くから見るともっと大きく見えたのですが、思ったより小さいんですね。
天気が良いせいか、そとは暑いくらいだったのに、中はすんごいひんやりしてました。
お城の中は靴を脱ぐので、板張りの床が冷たいのなんのって…
天守閣に行くには階段を上っていくわけですが、ものすんごい急です。
手すりもあるし、階段に滑り止めがあるものの、上の階に行くほど急になっていきます。
3階あたりで、すでに上るのがつらそうなご老人を見ましたが、上ったものの降りれなくなるんじゃなかろうか…と心配になるくらいの急さでした。
なお、各階は博物館みたいに、いろいろなものが飾ってありました。
日本刀とか甲冑とか、そういうのです。
けっこうおもしろかったです。
天守閣からの展望!
天気が良かったので、とてもよく見えました。
階段の下りは案の定…ものすごく怖かったです!
急だし、木造でギシギシいうし、滑りそうになるし…すっごい怖い。
手すりに縋りつきながら、へっぴり腰で降りました。
続いては、「ギリギリ井戸」です。
マップに載っているものの、何が「ギリギリ」なのか!? と友達と盛り上がっていたんですが…
……なにもない。
ギリギリ井戸「跡」しかない。
うっかり見落として探しちゃいましたよ。
何が「ギリギリ」だったのか、その場でGoogle先生にお尋ねして解消しました。
気になる方は先生に聞いてみてください…
そのまま歩いていくと、松江城の敷地から出て松江護国神社に辿り着きます。
せっかくなのでお参りして、おみくじを引くことにしました。
境内は無人で、お金を入れてご自由にお取りください形式です。
おみくじの種類がいっぱいあって悩みましたが、私は金運おみくじにしました。お守りがついてくるやつですね。
友達は普通のおみくじにしたのですが…
二人とも大吉!!
ここのおみくじは大吉しか入ってないとか、そういうのじゃないよね!? と疑いたくなりましたが、二人して運が良かっただけでしょう……たぶん。
すごくいい気分になりながら、松江城のお堀の周りを散策しました。
天気がとてもよくて、散歩日和でしたねー。
近くにある、小泉八雲記念館です。
「怪談」の文庫本を持っているので、なんとなく親近感。でも記念館にはいきませんでした(笑)
お腹が空きました…
さて、そろそろ昼食に……とあらかじめ決めていたお店まで歩いていきます。
松江は「蒸し寿司」という郷土料理があるらしく、せっかくなら食べてみたいよね!ということです。
松江城から歩いて行ける範囲ということで、お店を選びました。
地図を見ながら歩いていくと商店街のようなところに辿り着き、お店はこの一角にあるようです。
近付くにつれ、嫌な予感が……
お店の周りが静かなんですよね、妙に。
もしや? と思ってサイトを確認してみると
店休日でした!
せっかく歩いて行ったのに~!
私の確認が甘かったせいでもあるんだけど、まさか週に1回の休みにあたるとは。
がっくりきてしまいました。
しかたなく、バスに乗って松江駅に帰還。
第二候補だったお店に行きました。
鮮魚が美味しいという情報があったので選びました。
お店に入ったのが14時過ぎていたせいか、店内の客は私たちだけ……
微妙に居心地が悪くなりつつ待っていた注文のランチはこちらです。
すごい!
思いがけず立派なランチにありつけて友達共々テンションが上がりました。
これで1200円くらいだったかな?
でも、外税だったのでレジに行ってびっくりしました。
最近ないよね、外税…
松江駅はけっこう大きくて、お土産物街みたいのがありました。
旅の初日ではあるんですが、会社へのお土産とか深く悩まずにとっとと買ってしまいたいものを、ここで買っちゃうことに。
今買っておけば、今夜スーツケースにしまうこともできるしね。
そろそろ宿へ
そんなこんなで満足して駅に行ってみれば、玉造温泉駅に行く電車は数分前に行ったばかりでした。
次の電車は…と電光掲示板を見たところ
50分後。
えっ!?
いやいやまさか50分て!
いくらなんで県庁所在地のターミナル駅で1時間に1本とかないでしょ!?
……と思ったわけですが、本当に1時間に1本でした。
その間に、特急(要特急料金)の電車は2本ほどあったんですが、各駅停車は1時間に1本しかありません。
地方とはいえ、こんなに電車がないとは思いませんでした。
2駅区間なのでバスで行こうかと調べてみたところ、こちらも30分待ちでした。
タクシーで行くほど急いでいないし……
駅ビルの中にスタバがあったので、次の電車までのんびりすることに。
予定外ののんびり時間を得た後、玉造温泉に降り立ちました。
大きな駅だとは思っていませんでしたが、びっくりするほど小さな駅です。
駅前はすぐに住宅地だし。
その小さなタクシー寄せにひしめく、駅の規模とはに使わないタクシーの量にまたびっくり。
降りた人の数よりタクシーのほうが多いんじゃない? ってくらいです。
私たちは旅館に送迎を頼んでいたのでタクシーは利用しませんでしたが、タクシーを使う人もいるのでしょうか…
住宅地を5分くらい行くと川があり、桜が本当に綺麗でした。
桜の季節を狙ったわけじゃないんですけどねー。
玉造温泉に行くなら、この時期が狙い目だと思います。
本日のお宿は「出雲神々縁結びの宿 紺屋」です。
おそらく、元々は「紺屋」という旅館だったのが、記念の縁結びブームに乗って名前を変えたんだろうなぁ、と推測。
受付後は巫女さんの衣装を着た仲居さんが、ラウンジでお茶を出してくれます。
何故、巫女さんなのか……は、考えちゃいけないんでしょうね。
正直なところ、客寄せとしても迷走しているように思うのですが。
案内係の仲居さんに案内してもらったお部屋は、二人にしては大きいものの老朽化が目立ちました。
楽天トラベルのレビューではけっこう高得点だったので期待していたんですけどねー、ちょっとがっかり……
一般的にツアーで予約するとイマイチな部屋になるらしいので、そういうことでしょうか。
ちょっとゆっくりしたあとは、玉造温泉街に繰り出します。
紺屋は温泉街の入り口のほうにあるので、一番奥までバスで行き、歩いて帰ってくることにしました。
松江城の周りを歩き回って、ちょっと疲れていたので(笑)
でもねー、バスいらんかった。
街歩きMAPの縮尺ではけっこう距離あるように見えたんだけど、1キロもないね、たぶん。
温泉街広いよ~!アピールのせいか、駅から旅館までの距離と、旅館から温泉街の端っこまでの距離の縮尺が違うんだもん…
フリーペーパーの最後のほうについている地図の縮尺だと思ったのです。
そんなわけで、まずは「玉作湯神社」へ参拝。
「願い石・叶い石」が有名な、「願い事を叶えてくれる」という神社です。
温泉街の端っこのほうにあるひっそりとした神社なんですが、ガイドブックにも載っているせいか妙にマニュアル化されてました。
私たちの他にも2組ほど女性参拝者がいたので、なかなか賑わっているようです。
こちらが私の「叶い石」。
可愛い色なので、ちょっと嬉しい(笑)
そのあとはダラダラと街歩き。
トンボ玉でオリジナルアクセサリーが作れるところでストラップ作りました!
一昨年の台湾旅行で占い師さんに言われたラッキーカラー(赤と緑)は現在も継続中です。
温泉水をボトルに詰められるスポット。
帰りのサンライズ出雲がとても乾燥していたので助かりました(使い方違う)
ここでは友達の女性陣用のお土産を買いました。
お試しセットみたいのが手軽でパッケージも可愛かったです。
日も暮れてきました
そんなこんなで帰りつき、お風呂に入ったら夕食。
うーん……ふつう。
思ったより、普通。
ランチの定食が予想外に豪華だったせいか、旅館のご飯に感動がありませんでした。
夕食会場での食事は別にいいんだけど、畳の上にテーブルとイスというのがなんとも…
違和感バリバリで、どうにも馴染めませんでした。
同じ会場では10組くらいが一緒になっているんですけど、みんな食事の内容が違うみたいでした。
元々テーブルに乗っているなら気付かなかったものの、食事中に「○○でございます」みたいな感じで運ばれてくるんだよねー。
挙句に割と静かだから、どこに何が運ばれているのか分かっちゃう(笑)
宿泊プランが違うんだろうと予想はつくけど、なんとなく微妙な気分になりました。
あとはダラダラしながら温泉に入って就寝。
明日もあるし、ゆっくり眠りましょう。